商業施設の集客方法20選!集客効果を高めるポイントも解説

更新日:2026/03/16

この記事でわかること
  • 集客施策におけるターゲット設定の重要性
  • 商業施設の集客方法
  • 商業施設の集客効果を高めるポイント
この記事の監修者:元親

観光地や施設を、日本で一番ワクワクする遊び場に変えたい!そんな想いで、その土地だけの魅力を「遊び」で引き出します。

目次

商業施設の集客は、新規顧客やリピーターを取り込み、収益源を確保するために欠かせない取り組みです。立地条件や施設の業態によって来場動機は異なるため、ターゲットを明確にしたうえで、来場意欲を高める施策を展開する必要があります。

本記事では、商業施設の集客方法20選を紹介するとともに、施策の効果を高めるためのポイントも解説します。

商業施設の集客ターゲット

商業施設は立地や種類によって客層は多岐にわたるため、一概に特定の層だけを狙えばよいというわけではありません。

たとえば、郊外のショッピングモールであれば地域住民やファミリー層が多く、都市部の百貨店やデパートは購買意欲の高い大人層がターゲットになります。オフィスビルに併設された商業施設ならビジネスパーソン、アミューズメント要素の強い施設なら若年層や家族連れといったように、それぞれの特色に合わせた戦略が必要です。

重要なのは、実施する施策がターゲットの心に届く内容になっているかどうかです。ターゲットを明確にすることで、より効果的な告知方法や響きやすい企画内容を具体化させることが可能になります。

同じ商業施設でもターゲットによって利用目的はさまざま

日経リサーチが実施した「2024年版首都圏商業施設集客力ランキング」では、首都圏の289カ所の商業施設を対象に、約6万人の施設の利用実態や利用者属性を調査しています。そこでは、同じ施設であっても年代によって来場目的が異なることが明らかになりました。

本調査では、伊勢丹新宿店の利用目的を年代別に比較した際に、60代や70代の利用者の6割以上が食品・惣菜の買い物を目的としているのに対し、30代では3割台にとどまっています。

こうした利用シーンの違いは特定の店舗に限らず、どの商業施設においても起こり得ると考えられるでしょう。

そのため、ターゲット層がどのような目的で施設を訪れるのかをあらかじめ予測し、その動機に合った集客施策を展開することが、成果につなげるための重要なポイントとなります。

出典:株式会社日経リサーチ「2024年版首都圏商業施設集客力ランキング

商業施設の集客方法20選

商業施設では、目的やターゲットに応じて多様な集客方法が活用されています。ここでは、商業施設の集客方法20選を紹介します。

ワークショップ

ファミリー層や子ども、ものづくりに関心のある層を呼び込む施策として、ワークショップは効果的です。ターゲットに応じて内容を柔軟に変えられる点も大きな魅力でしょう。親子で参加できるものからトレンドを取り入れた制作体験まで、客層に合わせて自由なテーマ設定が可能です。

たとえば、子ども向けであればスライムやキャンドル作り、大人向けであれば料理教室やアクセサリー制作といったテーマが考えられます。

また、館内テナントの商材をワークショップの材料として活用すれば、イベント参加をきっかけに店舗の売り上げつながる効果も期待できるでしょう。

体験イベント

その場所でしか体験できない特別なコンテンツは、来店意欲を高める効果が期待できます。近年はVRを活用したアトラクションやプロジェクションマッピングによる演出など、天候に左右されにくい屋内型イベントも増えています。

娯楽にとどまらず、感動や学びといった付加価値を提供できれば、施設そのものへのポジティブな印象が定着するでしょう。「また来たい」と思ってもらえる体験は、リピーター獲得にもつながります。

季節連動イベント

クリスマスやハロウィン、お正月といった季節行事に合わせた装飾やイベントは集客効果が期待できます。毎年決まった時期に開催できるため、定期的な来館動機づくりにも有効です。

たとえば、クリスマスシーズンの大規模なイルミネーションや華やかな点灯式、つい写真を撮りたくなるフォトスポットの設置は、SNSでの拡散も見込めます。

イベント目的で来館したお客様がそのまま食事や買い物を楽しむ流れが生まれれば、滞在時間の延長や施設全体の活性化にもつながるでしょう。

期間限定ポップアップストア

普段はその施設に出店していないブランドやオンライン限定のショップが期間限定で登場することで、今しか買えないという希少性が生まれます。トトレンドに敏感な層や限定商品を求める層に対して、高い訴求力を持つ施策です。

話題性のあるブランドを誘致できれば、その店舗を目的に来館する人も増え、施設全体の集客力向上につながります。定期的に入れ替えを行うことで、施設に新鮮さを持たせられる点もメリットでしょう。

キャラクターコラボイベント

子ども連れのファミリー層やキャラクターファンに向けた施策として、キャラクターコラボイベントは高い集客力を発揮します。撮影会や限定グッズの販売などは、ファンの熱量が高いほど遠方からの来館も期待できます。

また、子どもが楽しむ様子を保護者がSNSに投稿することで、情報の二次拡散が生まれやすく、施設への親近感も高まります。

ターゲット層との相性を見極めながら、適切なキャラクターを選定することがポイントです。

ショーイベント

ヒーローショーや大道芸、音楽ライブといったパフォーマンスは、短時間で人を集めやすい集客施策です。知名度のある出演者を起用できれば、さらに高い集客効果が見込めるでしょう。

無料で気軽に楽しめる点も魅力で、週末に行けば何かやっているという期待感を醸成できます。定期開催を続けることで、施設への信頼感や親しみも育まれていくでしょう。

物産展

物産展は、主婦層やシニア層、食に関心の高い層を惹きつける定番イベントです。北海道物産展や沖縄フェアなど、地域性のある企画は根強い人気があります。

普段は手に入りにくいグルメや特産品が並ぶことで購買意欲が高まり、ついで買いによる館内回遊も促進されます。自治体と連携した開催は、地域活性化への取り組みとして施設のイメージ向上にも寄与するでしょう。

展示会

写真展や歴史展、最新家電などを紹介する展示会は、落ち着いた空間の中で特定の分野に興味を持つ層を惹きつけられる施策です。自分のペースで鑑賞できるため、少し気になるという段階の方でも気軽に立ち寄りやすい点が特徴といえるでしょう。

トレンドを取り入れた企画も効果的で、とくにクリスマスやバレンタインといったギフト需要が高まる時期に合わせた展示は親和性があります。気に入った商品をその場で購入できる動線を整えておけば、集客と収益の両立も期待できます。

また、地元の学校による作品展などは、生徒の家族や親戚が来館するきっかけとなり、集客と地域密着の姿勢のアピールに効果的です。

抽選会

一定金額以上のレシートで参加できるガラポン抽選会などは、客単価の向上につながりやすい集客施策です。日常的に利用する来館者が気軽に参加できるため、とくに主婦層との相性が良い手法といえます。

参加意欲を高めるには、ハズレなしの設計や話題性のある景品選びが欠かせません。テナントで利用できる引換券や実際の商品を景品に含めることで、これまで利用したことのない店舗へ足を運んでもらうきっかけにもなります。

何が当たるかわからないワクワク感は買い物体験をより楽しいものにし、再来館の動機づけにもつながります。

お買い上げレシートの合計金額に応じて参加できるガラポン抽選会などは、客単価の向上に直結する集客方法です。日々の買い物で利用されるお客様が気軽に参加できるため、とくに主婦層の方々を惹きつける効果が期待できます。

クイズラリー

館内に設置されたヒントを探しながら進むクイズラリーは、小学生以下の子どもがいるファミリー層に適した集客施策です。オリジナルノベルティや認定証を用意することで、子どもの参加意欲を引き出しやすくなります。

家族で協力しながら館内を巡るため滞在時間が自然と伸びるほか、普段は立ち寄らないエリアへ足を運ぶきっかけにもなります。集客施策であると同時に、館内テナントの認知向上を図るプロモーション手法としても有効です。

スタンプラリー

館内の各ポイントを巡ってスタンプを集めるスタンプラリーは、施設全体の回遊性を高める施策です。従来の紙のスタンプ帳に加え、スマートフォンアプリを活用したデジタル形式も普及し、より気軽に導入できるようになりました。

キャラクターと連動させた企画にすることで、集客効果の向上も見込めるでしょう。御朱印集めの流行からも分かるように、集めて完成させる体験は大人にとっても魅力的です。テーマ設定やデザインを工夫することで、幅広い年代層への訴求が可能になります。

謎解きイベント

近年、商業施設での開催が増えているのが謎解きイベントです。ファミリー層だけでなく、友人同士やカップルでも参加しやすく、幅広い客層にアプローチできます。

謎の難易度を調整することでターゲットを明確にでき、難易度を下げれば子ども向けに、難易度を上げれば大人向けの本格的な企画として展開できます。

施設全体をゲームフィールドに見立てることで非日常感を演出でき、滞在時間や回遊率の向上にも効果を発揮します。

SNSキャンペーン

Z世代やお得な情報を積極的に収集する主婦層に対して、SNSキャンペーンは相性の良い施策です。

アカウントフォローや指定ハッシュタグ付きの投稿、写真投稿を条件にクーポンやプレゼントを配布する手法は、広告費を抑えつつ認知拡大を狙えます。ユーザー自身の言葉による口コミは、公式広告よりも信頼されやすく、第三者の視点から来館意欲を高める効果も期待できるでしょう。

限定クーポンや特典の配布

来館時に利用できる限定クーポンや特典の配布は、節約意識の高い層やリピーターの集客に有効です。しばらく来館していない休眠顧客を呼び戻す施策としても活用できます。

雨の日や誕生月など条件を設けた特典をアプリやLINEで配信すれば、特別感を演出しつつ来館動機を高められるでしょう。すでに接点のある顧客に向けた施策として、リピーター獲得を目的とした活用がおすすめです。

タイムセール

近隣の主婦層や仕事帰りの会社員をターゲットとする場合、タイムセールは即効性のある集客方法です。夕方の時間帯や休日の特定時間に行う限定値引きは、衝動的な購買行動を後押しします。

定期的に実施することで生活圏内の顧客を囲い込みやすくなり、競合施設への流出防止にもつながります。

大規模セール

夏冬のバーゲンや周年祭などの大規模セールは、価格訴求によって遠方からの集客も見込める施策です。施設によっては年間で最大規模の集客となるケースもあります。

この機会にアプリやLINE登録を促せば、顧客データの蓄積や再来館を促す施策へとつなげやすくなります。また、開催時期を定例化することで、安定した集客と計画的な運営が可能になります。

季節フェアの開催

季節フェアは開催頻度を高く設定しやすく、安定した集客が見込める施策です。お正月やバレンタインといった恒例行事に加え、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇は集客の好機といえるでしょう。

館内装飾や期間限定イベントなど、季節感を取り入れた演出によって来館者を楽しませることができます。旬の食やファッションに特化した独自フェアを企画すれば、施設の個性を打ち出すことも可能です。

エアー・移動型遊具

未就学児から小学校低学年の子どもがいるファミリー層を惹きつける施策として、エアー遊具や移動型遊具の設置が挙げられます。

屋外の空きスペースや駐車場の一角を活用し、施設外からも目に入る形で展開すれば、通行客への訴求効果も高まります。

子どもを遊ばせている間に買い物ができるため、保護者にとっても利便性の高い取り組みです。

キッズスペースの充実

乳幼児連れの保護者や三世代ファミリー層にとって、キッズスペースや付帯設備の充実は来館先選びの重要な判断材料になります。

遊び場に加えて、清潔な授乳室や離乳食スペースを整備することで、親子が安心して長時間滞在できる環境が整います。自治体と連携した子育て相談窓口の設置なども、地域密着型施設としての評価を高める要素です。

細やかな配慮の積み重ねが、週末の家族のお出かけ先として選ばれる動機へとつながっていきます。

ペット同伴エリアの導入・整備

ペットを家族の一員と考える家庭が増える中、ペット同伴可能なエリアの整備は新たな集客軸となります。テラス席やドッグランの設置、同伴可能な店舗への動線整備は、ペット連れのカップルやファミリー層にとって魅力的です。

飼い主同士の交流が生まれることで、休日の定番スポットとして定着する可能性もあるでしょう。動物病院やペット関連サービスを併設すれば、利便性の面でも差別化を図れます。

商業施設の集客効果を高めるポイント

イベントやセールを実施することは有効な集客方法ですが、一過性の効果に終わるケースも珍しくありません。また、そもそもイベントやセールについて認知されずに、期待した集客効果を得られないリスクも考えられるでしょう。

ここでは、商業施設の集客効果を高めるポイントを解説します。

オンラインとオフラインをうまく活用する

集客効果を高めるには、オンラインとオフラインの両面からアプローチすることが重要です。

公式サイトやSNSでイベント情報を発信しつつ、事前にクーポンを配布することで、来館意欲や関心をあらかじめ高めておけます。若年層にはSNS広告、シニア層にはチラシといったように、ターゲットに応じた告知手法を使い分けることも欠かせません。

あわせて、館内でアプリ登録を促す動線を整え、次回以降の来館につながる接点を確保しておきましょう。

イベント企画・制作会社と連携する

商業施設の規模が大きくなるほど、企画から運営までを自社だけで完結させるのはリソース的にも難しくなります。

イベント企画・制作会社の知見を取り入れることで、トレンドや成功事例を踏まえた効果的な施策を実現しやすくなります。施設の特性や目的に合わせた企画提案に加え、当日の運営まで任せられる点も大きなメリットです。

まとめ

商業施設の集客方法は多岐にわたりますが、重要なのは施設の特色や顧客層に合った施策を選択することです。体験型イベントやデジタル施策等を組み合わせることで、単発では得られない相乗効果も期待できます。

自社だけでの企画・運営が難しい場合や、より効果的な集客を目指す場合は、イベント企画・制作会社と連携することも有効な選択肢です。集客に関する知見やイベント実施の経験が豊富なプロの会社への依頼も検討してみましょう。

この記事を書いた人

あそぶ編集部

集客・回遊・PRの課題を遊びの力で解決するコンテンツを日々発信しています。