イベントプロモーションは、施設や地域への集客や認知向上につなげるための重要な施策です。本記事では、イベントプロモーションの成功事例を20選紹介します。 集客や回遊、滞在時間の向上につながるイベントを開催するためのヒントとしてぜひご活用ください。
ファミリー層向けイベントプロモーションの成功事例11選

ファミリー層の集客では、子どもが楽しめることはもちろん、保護者が安心して参加させられることや、学びや思い出につながる体験であることも重要なポイントです。
ここでは、商業施設やイベント会場の特性を活かしながら、ファミリー層の集客や回遊、滞在時間の向上につながる事例を紹介します。
1.夏の自然を体感しながら巡る謎解きゲーム
大型リゾート施設「モビリティリゾートもてぎ」で開催された、周遊型謎解きゲーム「暑さに負けない生きものの秘密」は、小学生以下の子どもとその保護者を対象に、広大な敷地内を巡りながら生きものや自然をテーマにした謎解きに挑戦する体験型イベントです。
毎年実施していたスタンプラリーを進化させ、水鉄砲でヒントを出す仕掛けなど、暑さを利用した演出を導入も好評でした。複数スポットを回遊することで滞在時間を延ばし、施設の新たな魅力訴求にもつながった事例です。
| 開催地域 | 栃木県茂木町 |
| 開催場所 | 大型リゾート施設「モビリティリゾートもてぎ」 |
| プロモーションの効果 | 施設の回遊 集客 |
参考サイト:https://ikusa.jp/case/3505/
2.AKASAKA あそび!学び!フェスタ
赤坂サカスで開催された「AKASAKA あそび!学び!フェスタ」は、TBSの番組コンテンツと連動したファミリー向けイベントです。人気番組『THE鬼タイジ』とコラボした「チャンバラ鬼タイジ」を中心に、万華鏡づくりや番組連動のオリジナル体験を複数展開しました。
参加者からは「子どもが夢中になっていた」「特別な体験ができた」と高評価を獲得しました。IPコンテンツを活用してイベントの価値を高めた事例です。
| 開催地域 | 東京都港区 |
| 開催場所 | 複合施設「赤坂サカス」 |
| プロモーションの効果 | 子どもの学ぶ機会の創出 集客 |
参考サイト:https://ikusa.jp/case/7958/
3.施設の魅力発見を目的としたチャンバライベント
岩手県北上市の複合施設「おでんせプラザぐろーぶ」では、施設に親しみを持ってもらい、学習スペースや店舗の存在を知ってもらうことを目的に「チャンバラ合戦」を開催しました。
当日は雨天にも関わらず約100名が参加し、子どもから大人まで一体となって盛り上がりました。スポンジ製の刀を使った安全なイベントを通じて、施設PRとリピートの促進につなげたイベントプロモーションの事例です。
| 開催地域 | 岩手県北上市 |
| 開催場所 | 複合施設「おでんせプラザぐろーぶ」 |
| プロモーションの効果 | 施設PR |
参考サイト:https://ikusa.jp/case/3781/
4.SDGsを楽しく学べる周遊型謎解きイベント
神戸サンボーホールで開催された「SDGsナゾトキ探検隊!」は、一般来場者層への認知拡大を目的に実施された周遊型謎解きイベントです。三宮駅から徒歩圏内という好立地ながら、これまで一般向けイベントの実績が少なかった同施設において、社会的関心の高いSDGsをテーマにイベントを開催しました。
参加者は冊子を手に会場内のパネルを探しながら謎を解き進め、楽しみながらSDGsについて学べる設計としました。参加者満足度は約90%で、約8割が施設を知らなかった参加者だったことから、新規の認知獲得に大きく寄与したイベント事例といえるでしょう。
| 開催地域 | 兵庫県神戸市 |
| 開催場所 | イベントホール「神戸サンボーホール」 |
| プロモーションの効果 | 施設の認知向上 |
参考サイト:https://ikusa.jp/case/4015/
5.地域特性を活かした体験型防災イベント
イオンモールりんくう泉南で実施された「防災ヒーロー入団試験」は、SDGsフェスの一環として開催された体験型防災イベントです。親子で楽しみながら防災を学べる設計とし、防災を5つのフェーズに分けた体験型アクティビティを通じて、知識だけでなく行動への理解を深める内容としました。
本イベントは、泉南市危機管理課の監修のもと、海に近い地域特性を踏まえ、津波を想定した防災要素を盛り込むことで、地域に根ざした「地産地防」を表現したことが大きな特徴です。
周遊型クイズラリーや防災リュックの間違い探しなど、参加型コンテンツによって滞在時間と満足度を高め、地域防災意識の向上と施設価値の強化につながりました。
| 開催地域 | 大阪府泉南市 |
| 開催場所 | ショッピングモール「イオンモールりんくう泉南」 |
| プロモーションの効果 | 防災意識の向上 |
参考サイト:https://ikusa.jp/case/4128/
6.大型ビジョンで体験するデジタル水族館イベント
ショッピングパーク「ららぽーと横浜」では、大型ビジョンを活用した参加型デジタルイベントが開催されました。近隣幼稚園と連携し、子どもたちが描いた魚や生き物の絵を回収し、イベント当日には、それらの作品が大型ビジョンの海の中を泳ぐ演出を行いました。
当日参加も可能なイベントとしたことで、買い物客の足を止め、親子連れの滞在時間を生み出しました。子どもが主役になれる体験型コンテンツでファミリー層の集客に成功した事例です。
| 開催地域 | 神奈川県横浜市 |
| 開催場所 | ショッピングパーク「ららぽーと横浜」 |
| プロモーションの効果 | 地域コミュニケーション ファミリー層の満足度向上・再来店の促進 |
参考サイト:https://rdc.ricoh.co.jp/case/04/
7.無人島を舞台にしたARシューティング
「ジュラシックアイランド」は、リゾート施設「ハウステンボス」内の無人島で楽しめるコンテンツで、AR技術を活用したシューティングアトラクションです。
参加者は船で島に渡り、恐竜が出没する世界観のなかで仲間と協力しながらミッションに挑戦していきます。無人島という大自然とデジタル体験を組み合わせたイベントが話題を呼び、2018年の登場以降、長期にわたり人気コンテンツとして楽しまれています。
期間限定イベントではないため、リピーターや口コミによる集客効果もあり、リゾート施設全体の集客力向上につながっています。
| 開催地域 | 長崎県西海市 |
| 開催場所 | 大村湾の無人島(ハウステンボス内 ハーバランド) |
| プロモーションの効果 | 集客 回遊 |
参考サイト:https://www.huistenbosch.co.jp/event/jurassic-island/
8.学びと体験を届ける親子向け教育イベント
日本テレビが開局70年を記念して開催した「汐留サマースクール2023」は、小学生を対象とした無料の学びイベントです。港区・新橋から汐留エリアに、学習・体験ブースが集結し、子どもの夏休みの自由研究や宿題に役立つコンテンツを提供しました。
普段はビジネス街である汐留が、2日間で延べ2万人超の親子で賑わう空間になり、参加者満足度は93.3%、「次回も参加したい」という参加者は96.1%と高評価のイベントとなりました。
| 開催地域 | 東京都港区 |
| 開催場所 | 「日本テレビタワー」内会場・汐留地下コンコース会場 |
| プロモーションの効果 | 子どもの学ぶ機会の創出 企業のPR |
参考サイト:https://lab.ntvhd.co.jp/topics/2023/08/22023.html
9.販促と体験を両立したファミリー向け縁日企画
ショッピングモール「イオンモール北戸田」で実施された2日間限定のファミリー縁日は、輪投げや射的などを無料で体験できる親子向けイベントです。このイベントは、ウォーターサーバーのPRを目的としていたため、縁日体験の後に商品紹介を行う導線としました。
子どもが主役のイベントとして、買い物ついでの立ち寄りを促進しつつ、商品PRにもつなげた事例です。
| 開催地域 | 埼玉県戸田市 |
| 開催場所 | ショッピングモール「イオンモール北戸田」 |
| プロモーションの効果 | ウォーターサーバーの販促 集客 |
参考サイト:https://www.aeon.jp/sc/kitatoda/event/event_e72760_as.html
10.デジタルとアナログを融合させた参加型ぬりえイベント
商業施設「たまプラーザ テラス」で開催された「うごく!シャッフルぬりえ」は、塗り絵とデジタル演出を組み合わせたファミリー層向けイベントです。参加者が塗り絵を完成させると、その作品がスクリーン上で動き出す体験を楽しめます。
参加条件を「当日レシート制」としたことで、館内の回遊と購買促進にもつながりました。本イベントは1日限定の開催ながら、約250名の親子が参加し、再参加のために追加で買い物をする来場者も見られました。
| 開催地域 | 神奈川県横浜市 |
| 開催場所 | 商業施設「たまプラーザ テラス」 |
| プロモーションの効果 | ファミリー層の集客 |
参考サイト:https://workshop.picoton.com/wp_news/2025/05/08/shuffle-nurie-in-tamaplaza-terrace-2025/
11.親子向け工作ワークショップ
複合施設「ココスクエア」で開催された親子向け工作イベントは、レシート提示で無料参加できる仕組みとしたことで、買い物とイベント体験を自然につなげました。
光るウォータースティックを制作するワークショップは、クリスマスらしい体験として子どもだけでなく保護者も一緒に楽しめるイベントとなりました。事前告知からの来場だけでなく、通りがかりの参加も多く、イベントをきっかけにリピート客も獲得できました。
| 開催地域 | 東京都調布市 |
| 開催場所 | 複合施設「ココスクエア」 |
| プロモーションの効果 | ファミリー層の集客 |
参考サイト:https://workshop.picoton.com/wp_news/2024/12/17/kokosquare-water-stick-light-event/
大人・若年層向けイベントプロモーションの成功事例9選

社会人や友人同士、ビジネスパーソン、シニアといった層に向けたイベントでは、世界観づくりや、回遊性のあるイベント企画、SNSでの話題性などを活用することが重要です
ここでは、大人・若年層向けのイベントプロモーション成功事例を紹介します。
12.駅の地下街全体を活用したハロウィーン装飾
大阪梅田の地下街「ホワイティうめだ」は、JR・阪神・阪急・大阪メトロが集中する日本有数の通行量を誇る地下街です。この地下街全体を活用した本イベントでは、「泉の広場」を中心に『ホワイティ城の悪夢』をテーマとしたハロウィーン装飾を実施しました。
装飾によって季節感を演出し、来街者の回遊を促すことを目的に、RPGのようなストーリー性を持たせ、各モールを巡りながら写真撮影を楽しめる設計としたことで、自然な回遊と滞在時間の増加につながりました。
あわせて、SNSではインフルエンサーを起用したハッシュタグ投稿キャンペーンを実施し、約150万リーチを獲得しました。集客や、施設全体のブランド力アップにも成功した事例です。
| 開催地域 | 大阪府大阪市 |
| 開催場所 | 地下街「ホワイティうめだ」 |
| プロモーションの効果 | 集客 地下街全体の認知度・ブランド力の向上 |
参考サイト:https://d-delight.jp/journal/case/2533
13.地域とつながる食のマルシェ
東京都江東区の都市型道の駅「ミチノテラス豊洲」で開催されている「豊洲場外マルシェ」は、清水建設が手がけるスマートシティ事業の一環としてのイベントです。
施設を中心とした賑わい創出と地域連携が課題となっていたため、食と地域を軸にブランディングを行い、豊洲市場の鮮魚・青果や全国各地の特産品が集まるマルシェを毎月開催しています。
キッチンカーや周辺イベントとも連携し、継続的に開催することにより地域住民から親しまれるイベントとして定着しました。
| 開催地域 | 東京都江東区 |
| 開催場所 | 都市型道の駅「豊洲MiCHiの駅」 |
| プロモーションの効果 | 賑わい創出 地域とのとのつながり創出 |
参考サイト:https://www.jtbbwt.com/business/case-study/solution/promotion/detail/id=3347
14.ショッピングモールを活用した健康フェスティバル
大阪府堺市で開催された「さかい健康フェスティバル」は、ショッピングモールを会場に地域の健康課題にアプローチしたイベントです。運動不足や生活習慣病リスクが高い青壮年期世代への情報提供を目的に、自治体と企業、医療関係者が協力し、体成分分析や血管年齢測定、医師や栄養士による相談ブースなどを設置しました。
来館者が買い物のついでに健康チェックができるイベント設計により、幅広い層の参加につながりました。
| 開催地域 | 大阪府堺市 |
| 開催場所 | 市内のショッピングモール |
| プロモーションの効果 | 地域住民への健康情報の提供 がん検診受診率の向上 |
参考サイト:https://www.mhlw.go.jp/chiikishokuikiportal/jirei/020/index.html
15.都心で温泉地を体感できる観光PRイベント
静岡県の東伊豆町・西伊豆町・河津町が主催した「都会でオフロう。」は、東京都渋谷区の「渋谷ストリーム」で3週間にわたり実施された観光PRイベントです。
ポップアップストアやカフェコラボを通じて特産品や観光情報を発信し、最終日には源泉を使用した「足湯温泉パーク」を開催しました。XR技術(VR・ARなど)を活用した没入体験も取り入れ、都心にいながら温泉地の魅力を体感できる設計としたことで、人気を博しました。
| 開催地域 | 東京都渋谷区 |
| 開催場所 | 「渋谷ストリーム」前 稲荷橋広場 |
| プロモーションの効果 | 集客 観光PR |
参考サイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000120735.html
16.駅内に芝生空間をつくるピクニック型イベント
大阪駅で実施された「GREEN STATION PARK」は、駅構内に人工芝を敷き詰め、くつろげる空間を創出した長期開催イベントです。装飾だけでなく、感染対策や導線設計にも配慮し、安心して滞在できる環境を整備しました。
ゴールデンウィーク期間中には、デジタルスタンプラリーやワークショップも実施。通過点になりがちな駅を「滞在したくなる場所」へと変え、購買や回遊につなげた事例です。
| 開催地域 | 大阪市北区 |
| 開催場所 | JR大阪駅・大阪ステーションシティ内広場 |
| プロモーションの効果 | 集客 回遊 |
参考サイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000095753.html
17.街全体を巡って楽しむARリアル謎解きイベント
「ARリアル謎解きゲームin東京エキマチ~空の展覧会~」は、東京駅・丸の内・日本橋エリアの回遊促進を目的に開催されたイベントです。
参加者は各エリアで配布されるカタログを手に、街中に設置された「空の額縁」の前でARアプリを起動し、謎解きに挑戦します。AR作品との記念撮影など演出面も充実し、散策そのものがエンターテインメントになる設計が特徴のイベントとなりました。
謎解きクリア者には抽選で賞品を用意し、最後まで楽しめる導線をつくりました。街歩きとデジタル体験を融合させ、自然な回遊と滞在時間の向上につなげた事例です。
| 開催地域 | 東京都千代田区など |
| 開催場所 | 東京駅周辺、日本橋周辺、丸の内周辺エリア |
| プロモーションの効果 | 複数エリアの回遊 |
参考サイト:https://nazoxnazo.com/tokyo_ex/index.html
18.ショッピングモール内のドッグフェス
埼玉県の三井アウトレットパーク入間で開催された「わんちゃんクリスマス」は、愛犬と一緒に楽しめるドッグフェスイベントです。ドッグウェアやおやつ、グッズなど約20店舗が出店し、ペット連れ限定の抽選会なども実施しました。
入場無料にすることで参加するハードルを下げ、買い物とイベントを同時に楽しめる場をつくりました。愛犬家という明確なターゲットに向けた企画によって、来館する目的をつくり、ショッピングモール全体の回遊と滞在時間の向上につなげた事例です。
| 開催地域 | 埼玉県入間市 |
| 開催場所 | ショッピングパーク「三井アウトレットパーク 入間」 |
| プロモーションの効果 | 集客 回遊 |
参考サイト:https://www.wanterrace.com/news/entry/-supported-by-1214/
19.歴史ある街を巡るARスタンプラリー施策
茨城県結城市で実施されたARスタンプラリーは、歴史的建造物や寺社を舞台にした周遊イベントです。専用アプリを使い、御朱印を撮影すると寺社紹介が表示される「御朱印AR」や、北部市街地を巡るデジタルスタンプラリーを開催しました。
スタンプラリーでは、スタンプ数に応じてストーリーが進行し、記念品も用意しました。観光要素とデジタル体験を組み合わせることで、街歩きの楽しさを向上させ新たな観光PRの形として注目されたイベントとなりました。
| 開催地域 | 茨城県結城市 |
| 開催場所 | 結城市内各エリア |
| プロモーションの効果 | 周遊 観光PR |
参考サイト:https://www.city.yuki.lg.jp/kankou/event/page008517.html
20.複数会場をつなぐナイトシネマ企画
東京都の品川エリアで開催された「緑と水辺のシネまちラリー」は、4つのナイトシネマイベントが連携した回遊型企画です。LINEを活用したスタンプラリーや抽選キャンペーンを通じて、来場者が複数会場を巡る仕組みをつくりました。
アニメ作品の上映を共通テーマに据え、エリア全体で統一感を演出しました。また、各会場を巡るほど特典が増える設計により、滞在時間と回遊性を向上させており、「映画の街・品川」としてイメージアップにもつながったイベントとなりました。
| 開催地域 | 東京都品川区 |
| 開催場所 | 品川シーズンテラス、TAKANAWA GATEWAY CITY など |
| プロモーションの効果 | 地域活性化 |
参考サイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000387.000001379.html
まとめ

イベントプロモーションを成功させるためには、どのような層に、どのような体験を提供したいのかを明確にしたうえで、会場の特徴や立地、来場者の動線を活かした企画設計をすることが重要です。
ファミリー層向けには、親子で安心して参加できて学びや思い出につながる、体験型のイベントが集客効果を発揮する一方で、大人・若年層向けには、世界観づくりや回遊性、話題性を意識した演出がポイントとなります。
今回紹介した事例のように、ターゲットや目的に応じてイベント内容を最適化することで、来場者満足度の向上はもちろん、施設の認知拡大やイメージアップ、滞在時間の延長といった成果につなげることができます。ぜひ最適なイベントプロモーションの検討にお役立てください。

