回遊型イベントの事例20選!駅構内や地区内、鉄道沿線広域など開催場所別に紹介

更新日:2026/03/16

この記事でわかること
  • 回遊型イベントの定義と期待できる集客・活性化効果
  • 駅、施設、特定地区、鉄道沿線など開催場所別のイベント事例
  • 2025年に開催された計20件の具体的なイベント実施内容
この記事の監修者:元親

観光地や施設を、日本で一番ワクワクする遊び場に変えたい!そんな想いで、その土地だけの魅力を「遊び」で引き出します。

目次

回遊型イベントとは、参加者が駅構内や施設、特定の地区、複数の地域や鉄道沿線広域などを移動しながら進行する体験型イベントのことです。スタンプラリーや謎解き、街歩きイベントの形式で開催されることが多く、施設集客や地域活性化などの効果が期待できるイベントのためさまざまな施設や地域で開催されています。

そこで本記事では、回遊型イベントの事例を、駅構内・施設内を舞台に開催されたもの、特定の地区内を巡るもの、鉄道沿線や複数の地域を巡るものなど開催場所別で3つに分類し、計20選紹介します。

駅構内や施設内を巡る回遊型イベントの事例4選

ここからは、1つの駅や施設内で開催された回遊型イベントの事例を4選紹介します。

東京駅サンタ謎〜秘密の試験〜

「東京駅サンタ謎〜秘密の試験〜」は、2025年11月20日から2025年12月25日まで東京駅で開催されたイベントです。東京駅構内で冊子を配布し、仕掛けた謎を解いてもらいながら東京駅を巡ってもらいます。1つ目の謎解きをクリアした人だけが参加できる2つ目の謎解きも用意することで、コンプリート欲を刺激し集客が期待できる事例です。

参考:東京駅サンタ謎 ~ひみつの試験~|Let’sc181601 ENJOY TOKYO

祭りとミライの七不思議〜蘇る江戸の『粋』〜

「祭りとミライの七不思議〜蘇る江戸の『粋』〜」は、2025年6月20日から2025年8月31日まで錦糸町PARCO館内で開催されたイベントです。江戸から続くお祭り文化や錦糸町周辺に実際に伝わる「本所七不思議」をテーマにした物語・謎を展開しました。

館内飲食店では、イベントと連動した期間限定メニューを用意することで、イベント参加者の館内飲食を促し、さらに飲食店利用者に対するイベントの宣伝として活用できる設計です。館内の回遊や滞在時間延長につながることが期待できる事例でしょう。

参考:錦糸町PARCO×リアル謎解きゲーム「祭りと未来の七不思議〜蘇る江戸の『粋』〜」|過去の謎解きイベント|NAZO×NAZO劇団

通ってちょうだい!ブロマイド2025

「通ってちょうだい!ブロマイド2025」は、2025年1月17日から2025年3月14日に上越市水族博物館『うみがたり』で開催された館内スタンプラリーイベントです。館内でスタンプが獲得でき、スタンプを一定数集めた人にはオリジナルポストカードをプレゼントしました。

また、ポストカードはランダムでプレゼントすることで参加者のコンプリート欲やコレクション欲求を刺激し、イベント参加や施設来訪を促進する事例です。

参考:【上越市立水族博物館 うみがたり】通ってもらえる!参加してもらえる!『通ってちょうだい!ブロマイド2025』【令和7年1月17日(金)〜3月14日(金)】 |PR TIMES

スタンプラリー ズムズムたんけんたい

「スタンプラリー ズムズムたんけんたい」は、2025年10月3日から2025年10月5日まで国立新美術館で開催された「家族で!みんなで!プリズムウィークエンド」内のスタンプラリーイベントです。館内を探検し、スタンプをすべて集めた人には、オリジナル缶バッジをプレゼントしました。

そのほか、喋りながら作品鑑賞を楽しめる展覧会・ワークショップ・未就学児向けお絵かきフリースペースを展開し、家族や友人と楽しめる美術館ならではの体験を提供しました。

参考:国立新美術館ファミリープログラム 家族で!みんなで!プリズムウィークエンド|展覧会・イベント|国立新美術館

特定の地区内を巡る回遊型イベントの事例8選

以下では、特定の地区を巡る回遊型イベントの事例を8選紹介します。

石見銀山スタンプラリー

「石見銀山スタンプラリー」は、2025年8月1日から2025年9月30日まで石見銀山エリアで開催されたスタンプラリー型の回遊イベントです。石見銀山エリア内複数の観光施設・店舗・チラシ・物販・お祭りなどで14種類のデジタルスタンプを配布しました。

スタンプを5種類以上獲得すると、石見銀山エリアで使用できるクーポンと交換できる設計にすることで、デジタルスタンプラリーで地域回遊を促すと同時に、クーポンの発行で地域経済の活性化も期待できる事例といえるでしょう。

参考:日本郵便株式会社が石見銀山エリア内で実施する「石見銀山デジタルスタンプラリー第2弾」と「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」にNFT配布技術を提供|PR TIMES

いなわしろデジタルスタンプラリー2025

「いなわしろデジタルスタンプラリー2025」は、2025年8月4日から2025年12月31日まで福島県猪苗代町で開催されたイベントです。町内施設にある5種類のデジタルスタンプを獲得することでプレゼントへの応募が可能になるデジタルスタンプラリーを展開しました。

イベントをきっかけに、猪苗代町の自然や食事・アクティビティなどに触れてもらうことを目指して開催された事例です。

参考:スマートフォンでQRコードにかざすだけの 「いなわしろデジタルスタンプラリー2025」を 8月4日(月)から12月31日(水)まで開催!|NEWSCAST

〜古地図で巡る〜新橋・竹芝エリア今昔すたんぷらりぃ二〇二五

「〜古地図で巡る〜新橋・竹芝エリア今昔すたんぷらりぃ二〇二五」は、2025年10月11日から2025年11月5日まで新橋・竹芝エリアで開催されたスタンプラリー型の回遊イベントです。新橋・竹芝エリアの都立庭園や新橋駅・旧新橋停車場などの鉄道関連施設、港湾施設の6つの施設にチェックポイントを設置しました。

地域回遊や施設集客が期待できる事例といえるでしょう。

参考:~古地図で巡る~ 新橋・竹芝エリア今昔すたんぷらりぃ二〇二五|公園へ行こう!|公益財団法人 東京都公園協会

目覚めし足助(あすけ)衆伝説

「目覚めし足助衆伝説」は、2025年12月10日から12月25日まで愛知県豊田市足助の町・商店街・寺社を舞台に開催された回遊型の謎解きイベントです。参加者は町内に仕掛けられた謎を解きながら、足助町のお店や寺社など気になるスポットを巡りました。

また、参加キットに商品券を付けることで、イベントに参加しながら使ってもらうことを促し、町内の経済効果の活性化が期待できる事例です。

参考:封印せよ!!目覚めし足助衆伝説|足助新聞謎めぐり

妖怪なぞ解きウォークラリー

「妖怪なぞ解きウォークラリー」は、岩手県遠野市で開催された「遠野まちなか妖怪フェスティバル2025」内の謎解きウォークラリーイベントです。遠野市内にある5つのスポットを謎解きスポットとして展開し、謎を解いた人に限定グッズをプレゼントしました。

謎解きウォークラリーのほか、妖怪に絡めた複数の企画を実施することで地域に愛着を持ってもらう効果が期待できる事例です。

参考:妖怪なぞ解きウォークラリー|遠野のまちなか妖怪フェスティバル2025

横浜春節祭デジタルスタンプラリー

「横浜春節祭デジタルスタンプラリー」は、2025年1月15日から2025年2月28日まで横浜市の観光エリアを中心に開催されたイベントです。期間中は、デジタルスタンプスポットが50か所以上設置され、12スタンプ獲得ごとにプレゼントを配布しました。

また、スタンプスポットとともに中国の伝統工芸「巨大ランタンオブジェ」も設置し、横浜巡りを楽しみながら春節も味わえる事例です。

参考:春節福引き券がもらえる!「横浜春節祭デジタルスタンプラリー」|イベント情報|【公式】横浜観光情報サイト

第3回サイクルスタンプラリー

2025年3月20日から2025年9月25日に開催された「第3回サイクル スタンプラリー」は、神奈川県西部エリアを自転車で巡るスタンプラリーイベントです。神奈川県西部の郵便局を巡ってスタンプを集めた人に景品をプレゼントしました。

自転車で巡ってもらうことで、徒歩や電車で訪れることが難しい立地の施設をスタンプスポットに設定することも可能になり、地域の新たな観光価値の創出につながるでしょう。

参考:第3回 サイクル スタンプラリー|過去のイベント|BiOTOPiA

第13回横浜えきまつりデジタルスタンプラリー

2025年10月1日から2025年10月14日まで開催された「第13回横浜えきまつりデジタルスタンプラリー」は、横浜駅の対象施設を巡るデジタルスタンプラリーイベントです。横浜駅の13施設が参画し、3つの施設でスタンプを獲得するごとに参加できる抽選会を展開しました。

また、抽選ごとに毎回、鉄道キャラクターの壁紙をランダムでプレゼントすることでコンプリート意欲を刺激し、より多くの施設回遊を促進する仕掛けの事例です。 参考:駅スタンプアプリ「エキタグ」 「第 13 回横浜えきまつり デジタルスタンプラリー」開催!|エキタグNEWS

鉄道沿線や複数の地域を巡る回遊型イベントの事例8選

ここからは、鉄道沿線や複数の地域など広域を巡る回遊型イベントの事例を8選紹介します。

よこはませんイベントラリー2025

「よこはませんイベントラリー2025」は、2025年11月3日から2025年11月30日まで横浜線沿線で開催されたスタンプラリーイベントです。期間中、開催している地域の祭りのJRブースを巡ってスタンプを集めた台紙を、『横浜線マルシェ』開催期間に現地まで持参した人にオリジナルグッズをプレゼントしました。

複数の地域イベントに来訪を促す仕組みで、地域イベントの集客や横浜線への愛着形成につながる事例です。

参考:「よこはませんイベントラリー2025」スタンプを集めて限定グッズをゲットしよう!|JREメディア

ミュージアムで謎解きを

2025年8月6日から2025年9月28日に開催された「ミュージアムで謎解きを」は、東京メトロと国立・都立ミュージアムのコラボ企画で、ミュージアムを自由に巡って謎を解くイベントです。

期間中、東京メトロで8つのミュージアムを巡って謎を解くとデジタルスタンプが獲得でき、正解したら次の謎へ進むことができます。普段からミュージアムに足を運ぶ層以外の施設集客や、東京メトロの利用率向上が期待できる事例です。

参考:謎解きミュージアムラリー2025|東京メトロ×国立・都立ミュージアム

小田急謎街トレイン2025

2025年1月20日から2025年5月25日に開催された「小田急謎街トレイン2025」は、小田急沿線の各街を巡る謎解きイベントです。駅前の施設や自然に触れる機会を提供し、お気に入りの場所を見つけてもらうことを目指して開催されました。

駅構内にとどまらず、街中の建物や看板に謎を解く手がかりを散りばめ回遊を促すことで、参加者が来訪したことのない駅やエリアでのランチ・カフェ・散策につながることが期待できる事例です。

参考:小田急線を乗り継ぎ、沿線の街を広く散策しながら謎解きを満喫する1日 1月20日から「小田急謎街トレイン2025」を開催 ~謎を解いて抽選に参加!小田急百貨店商品券やもころんグッズ詰め合わせなどをご用意~|NEWS RELEASE|odakyu

相模原線×東海道線 謎解きラリー めざせ!でんしゃグランドマスター

2025年1月11日から2025年3月9日まで開催された「相模原線×東海道線 謎解きラリー めざせ!でんしゃグランドマスター」は、相模原線・東海道線のそれぞれ3駅が舞台の謎解きイベントです。鉄道にまつわる謎を出題する謎解きラリーを展開し、謎を解いた人にはイベント限定の認定証付き電車カードをプレゼントしました。

参考:2025年冬は湘南エリアへ!家族で楽しめるイベント 相模線×東海道線謎解きラリー開催中♪|JREメディア

集え!駅酒(えきしゅ)パート!第5弾

2025年1月17日から2025年6月30日に開催された「集え!駅酒パート!第5弾」は、長野県内のお酒にまつわる施設を巡るスタンプラリーです。酒蔵・ワイナリー・ブルワリーなど82の酒造施設が参画し、長野県内のお酒・甘酒を楽しんでもらう機会を提供しました。

対象駅で1スタンプを獲得した後、参画している酒造施設で指定金額以上を購入するとさらにスタンプが獲得でき、複数の施設を巡ってスタンプを集めることで豪華賞品の抽選会に応募できます。

参考:お酒の種類を拡大!信州 鉄道×酒スタンプラリー「集え!駅酒(えきしゅ)パート!第5弾」を開催します|JR東日本ニュース

7つの「板橋駅」+1スタンプラリー エリア拡大完結版

「7つの『板橋駅』+1スタンプラリー」は、2025年10月1日から2025年11月3日に開催されたスタンプラリーです。JR埼京線・都営地下鉄三田線・東武東上線で名前に「板橋」が入った7駅と、箱根登山線の箱根板橋駅、板橋区内の3つの施設にスタンプスポットを設置し、スタンプを集めた人には景品をプレゼントしました。

参考:鉄道4社局×板橋区 合同企画「7つの『板橋駅』+1スタンプラリー」エリア拡大完結版 2025|板橋区公式ホームページ

八十里超(はちじゅうりごえ)界隈無限大エリアデジタルスタンプラリー

2025年7月19日から2025年11月24日まで開催した「八十里超界隈無限大エリアデジタルスタンプラリー」は、福島県と新潟県に位置する観光拠点をチェックポイントとしたデジタルスタンプラリーです。

2027年夏までに開通予定の、福島県只見町と新潟県三条市を結ぶ国道289号「八十里越」の認知度向上を目指して開催されました。福島県・新潟県の計39か所に及ぶ道の駅など観光拠点を舞台にすることで、県をまたいでの移動を促進し、地域経済活性化の効果が期待できる事例です。

参考:「八十里越」開通への期待を込めて、福島・新潟が連携して広域周遊をご提案!“福島・新潟 八十里越界隈∞(無限大)エリア”デジタルスタンプラリーを開催します|PR TIMES

スマホでGO!花匂いデジタルスタンプラリー

「スマホでGO!花匂いデジタルスタンプラリー」は、2025年9月1日から2025年11月30日に神奈川県で開催されたデジタルスタンプラリーです。秦野市・中井町・二宮町・大磯町が広域エリアのイベント交流による地域活性化を目指し、開催しました。

各市町のスタンプスポットを巡り、指定の数だけスタンプを集めた人限定で4市町エリアの特産品が当たる抽選会に応募が可能です。秋の行楽シーズンに開催することで参加意欲を刺激し、海と山がある神奈川県の魅力に触れてもらう機会を提供する事例です。

参考:【終了しました】「スマホでGO!花匂いデジタルスタンプラリー」を開催しています|広域連携・大学連携|秦野市

まとめ

ここまで、回遊型イベントの事例を、駅構内・施設内を舞台に開催されたもの、特定の地区内を巡るもの、鉄道沿線や複数の地域を巡るものなど開催場所別で3つに分類し、計20選紹介しました。

たとえば、鉄道沿線で実施すれば鉄道の利用率向上や広いエリアでの経済効果が期待できたり、夏休みなど長期休みにあわせて開催すればファミリー層の集客につながったりするでしょう。ターゲットや目的を踏まえて、ぜひ本記事を回遊型イベントの企画にご活用ください。

この記事を書いた人

あそぶ編集部

集客・回遊・PRの課題を遊びの力で解決するコンテンツを日々発信しています。