ショッピングモールの集客施策21選!イベント施策・セール施策・認知施策を紹介

更新日:2026/03/16

この記事でわかること
  • イベントを活用した集客施策
  • セール・クーポンを活用した集客施策
  • 認知を拡げる集客施策
この記事の監修者:元親

観光地や施設を、日本で一番ワクワクする遊び場に変えたい!そんな想いで、その土地だけの魅力を「遊び」で引き出します。

目次

ショッピングモールへの集客は、各テナントの売上や、顧客満足度を左右する重要な要素です。しかし、近年は、EC(オンラインストア、サブスクリプションサービスなど)の普及や、顧客の消費行動の変化により、安定して集客することに難しさを感じているショッピングモールも少なくありません。

ショッピングモールの集客力を高めるには、来店のきっかけを意図的につくり、継続的に足を運んでもらうために集客施策を見直していくことが重要です。とはいえ、一口に「集客」といっても、イベントによる話題づくりの施策や、セール・クーポンによる来店促進、SNSや広告を活用した認知拡大など、ショッピングモールにおける集客施策は多岐にわたります。

本記事では、ショッピングモールにおける施策を種類別に整理し、それぞれの特徴をわかりやすくお伝えします。ターゲットや課題に合わせた集客方法を検討するうえで参考にしてください。

イベントを活用した集客施策13選

ショッピングモール内でイベントを開催することで、参加したいという来店動機をつくることができます。特に、週末や長期休暇、季節行事に合わせてイベントを開催することで、普段は来店頻度の低い層やファミリー層を集客することも可能です。

ここでは、ショッピングモール全体の雰囲気づくりや、各テナントへの回遊にもつながりやすいイベント施策を紹介します。

キャラクターショー

キャラクターショーは、アニメや絵本、漫画などで人気のキャラクターが登場し、ステージ上でパフォーマンスなどを行うイベントです。ショッピングモールでは観覧無料で実施されるケースが多く、ショーの後に撮影会や握手会を組み合わせることもできます。

キャラクターショーは、子どもにとって、会いたい・見たいという強い動機になりやすく、乳幼児から小学校低学年の子どもを持つファミリー層の来店を後押ししやすい施策です。また、ショーは開催時間が決まっているため、開演前後の空き時間に、館内での飲食や買い物が発生しやすい点も、集客・売上の面でのメリットでしょう。

加えて、参加者がキャラクターとの写真や動画をSNSなどに投稿する可能性が高いため、認知拡大にも効果的です。

バルーンショー

バルーンショーは、バルーンアーティストが風船を使ってキャラクターや動物などを作りながら、パフォーマンスを行うステージイベントです。誰でも無料で観覧できる形式が一般的で、簡単なバルーンを配布したり、体験コーナーを設けたりすることもできます。

視覚的な華やかさがあり年齢を問わず楽しめ、特に未就学児から小学校低学年の子どもを持つファミリー層の集客効果が期待できます。

謎解きイベント

謎解きイベントは、ショッピングモール内の各所に設置された問題を解きながらゴールを目指す参加型イベントです。受付で謎解きキットを配布し、参加者がモール内を回遊しながら謎を解いていく形が一般的で、モール内の複数エリアを巡る設計により、自然と館内全体を訪れてもらうことができます。

謎解きイベントは、家族や友人同士で協力して参加できる点も魅力で、ファミリー層や学生、カップル、社会人まで、体験を重視する来場者に適しています。謎解きイベントを起点に、ショッピングモールでの買い物や飲食を楽しんでもらうことができます。

スタンプラリー

スタンプラリーは、ショッピングモール内の指定された店舗やエリアを巡ってスタンプを集める、参加型のイベントです。スタンプをコンプリートしたら景品やノベルティグッズを受け取れたり、抽選会と組み合わせたりすることで、参加を促すことができます。

スタンプラリーは、ショッピングモール館内を広く回遊してもらいやすく、普段立ち寄らないエリアへの誘導にも効果的です。「スタンプを集める」というシンプルなルールで分かりやすいため、子どもからシニアまで幅広い客層の集客につながります。

展示

館内にフォトスポットやイルミネーション、アート作品などを設置し、来場者が自由に鑑賞・撮影できる空間をつくる施策です。季節感のある装飾や、世界観を表現した展示は、モール全体の雰囲気づくりにもつながります。

無料で気軽に楽しめるため、来店のハードルが低く、滞在時間も自然と延びやすい点も特徴です。また、撮影した写真がSNSに投稿されることで、ショッピングモールの認知拡大や、さらなる集客にもつながります。

ファミリー層や若年層だけでなく、展示の内容によっては年配者層にも興味を持ってもらうことができ、幅広い層に訴求できる施策としておすすめです。

ワークショップ

ワークショップは、参加者自身が手を動かして実際に体験するイベントです。ここでしかできない体験が来店理由になりやすく、ワークショップ前後の空き時間で、ショッピングモール全体の回遊効果も高まる点が特徴です。

子ども向けのワークショップとしては、季節の飾りづくりや工作などが一般的ですが、防災、SDGs、科学などのテーマを取り入れたワークショップなら、遊びながら学べる体験になります。学びの要素があることで保護者にも訴求しやすく、ファミリー層の集客におすすめです。

また、子ども向けだけでなく、「趣味」や「健康」など大人向けのテーマにすることで女性層や趣味を楽しむ志向の来場者も集客できます。

スポーツ体験会

スポーツ体験会は、特定の競技や運動プログラムを気軽に体験できるイベントで、地域のスポーツチームやスポーツスクールと連携して実施されることもあります。また、体力測定を併せて実施するケースもあります。

運動が好きな子どもはもちろん、健康志向の社会人や、体を動かしたいと感じているシニアまで、スポーツの種類によってさまざまな層を集客できる施策です。

VR体験

専用のゴーグルを装着することで、仮想空間にいるような没入感のある体験ができるVR体験は、最新技術を体験できるイベントとして集客効果が期待できます。

ゲームやホラー体験、防災シミュレーションまで、さまざまな内容での展開が可能で、VR自体の目新しさや話題性が高く、特に若年層の関心を引きやすいイベントです。

縁日

縁日は、射的や輪投げ、ヨーヨー釣りなど、昔ながらの屋台遊びを体験できるイベントです。ゴールデンウイークなどの連休や、夏休み・冬休み期間に合わせて実施されることが多く、数日にわたって開催しやすい点も魅力です。ファミリー層の集客を中心に、リピーター獲得にも効果が期待できます。

エア遊具

エア遊具は、送風機で膨らませて使用する、子ども向けの大型遊具です。柔らかい素材でできているため安全性が高く、短時間でも遊べるため、未就学児から小学校低学年の子どもがいるファミリー層が、買い物の合間に立ち寄りやすい点が魅力です。

エア遊具には、トランポリンのように飛び跳ねられる「バウンスハウス」や、滑り台型の「スライダー」などの種類があり、設置場所を確保できれば比較的簡単に導入できます。

コラボショップ・ポップアップストア

著名人やIPコンテンツ(アニメ・漫画・ゲームなど)とのコラボショップは、ファン層を強く惹きつけることができる施策です。ここでしか買えないという希少性が来店の動機になるため、遠方からの来店も期待でき、若年層やファン層を中心に集客することができます。

また、話題性のあるブランドや新規ブランドが期間限定で出店する「ポップアップストア」は、定期的にストアが入れ替わることで常に目新しさや新鮮さを生み出すことができます。ショッピングモールに来店するたびに新しい発見があることで、リピーターの集客にもつながる施策です。

物産展・グルフェア

「北海道フェア」や「沖縄フェア」など、特定の地域やテーマに絞った物産展・グルメフェアは、食品を中心に購買につながりやすい施策です。

目的買い(あらかじめ買う商品を具体的に決めており、その目的の商品だけを購入する行動)を促しやすいため、計画的に買い物を楽しむ主婦層やシニア層、食に関心の高い来場者の集客を促すことができます。

キッチンカー

キッチンカー(フードトラック)は、飲食店のない場所やイベントと隣接した場所で食事を提供することができます。特に、ショッピングモールの駐車場付近や、屋外の休憩スペースに複数台のキッチンカーを呼ぶことで、通行人や車利用者の目に留まりやすくなり、モールに来る予定がなかった層が立ち寄るきっかけをつくることができます。

さらに、キッチンカーで食事を購入した人に向けて、館内店舗で使えるクーポンなどを配布することで、食事後にショッピングモールを訪れる導線をつくることができます。

セール・クーポンを活用した集客施策5選

セールやクーポンを活用した施策は、ショッピングモールにおける集客を考えるうえで即効性が高い手法です。お得に買い物やサービスを利用できる、というわかりやすいメリットがあるため、来店のきっかけをつくりやすく、売上にも直結しやすい施策です。

ここでは、ショッピングモールで活用されることが多い、セール・クーポンの施策を紹介します。

ポイントアップキャンペーン

ポイントアップキャンペーンは、キャンペーン期間中、通常よりもポイント付与率を高めることで来店や購買を促進する施策です。多くの場合はショッピングモールの会員制度と連動して実施され、対象期間中にまとめ買い物をしやすい動機を生み出します。また、週末限定や特定日限定で実施することで、来場のピークをつくりやすいため、閑散期の対策としても有効です。

ポイント付与率は「〇倍」「〇%還元」といった形で、広告やDM、店内サイネージを使って明示することが重要です。お得感が直感的に伝わることで、既存顧客やリピーター層が来店する動機をつくることができます。

周年セール

周年セールは、ショッピングモールの開業記念やリニューアル記念といった節目に実施される大型のセール企画です。割引だけでなく、抽選会や来場者プレゼント、イベントなどと組み合わせることで、より高い集客効果が期待できます。

周年セールは、普段は来店頻度が低い層が久しぶりに来店するきっかけにもなりやすく、リピーターから新規客まで幅広く集客できる施策です。

年末感謝祭・歳末セール

年末感謝祭や歳末セールは、年末のボーナス後や年越し準備のタイミングなどにより購買意欲が高まる時期に合わせて実施する施策です。年間のなかでも特に購買意欲が高まるタイミングのため、集客や売上に大きな効果が見込めます。特に、衣料品、生活用品、ギフト商品などのまとめ買いや、買い替え需要を取り込みやすい点が特徴です。

年末感謝祭や歳末セールは、ファミリー層や会社員、主婦層を中心に幅広い層の集客につながります。

誕生日・記念日クーポン

誕生日や記念日など、個人のタイミングに合わせてクーポンを配布する施策は、特別感を演出できる集客方法です。ショッピングモールの公式アプリや、会員データと連動することで、対象者に対してピンポイントで配信できます。

クーポンの内容は、「お会計から○○○円引き」や「無料ドリンクサービス」など、分かりやすく利用しやすい内容がおすすめです。年に一度のタイミングで配信することで、前回の来店から期間が空いた層に対しても、再来店のきっかけをつくることができます。

アプリクーポン

公式アプリやLINE公式アカウントを活用して、デジタルクーポンを配布する施策です。紙のクーポンと比べて印刷や配布にかかるコストを抑えられることに加え、即時配信が可能な点がメリットです。

たとえば「雨の日限定クーポン」「平日夕方限定割引」といった内容は、来店を迷っている顧客を後押しできます。位置情報や来店履歴などのデータと組み合わせることで、ショッピングモール周辺にいる顧客へ配信できたり、一定期間来店がなかった顧客へ再度アプローチしたりすることも可能です。

また、アプリクーポンは、来店後のフォロー施策としても活用できます。来店後に「次回使えるクーポン」として配信することで、再来店のきっかけつくれるため、継続的な集客施策としても有効です。

認知を拡げる集客施策3選

認知を拡げる集客施策は、今すぐに来店につながらなくても、将来的に来店してもらうことを目的とした施策です。SNSや公式Webサイト・アプリ、広告などを通じて、ショッピングモールの存在や魅力、イベント情報を継続的に発信していきます。

近年は、来店前にスマートフォンで情報収集を行う人も増えており、オンラインでの情報発信は集客において欠かせない要素です。ここでは、中長期的な集客を見据えた施策を紹介します。

SNSの活用

SNSのショッピングモールの公式アカウントを通じて、イベント情報や新店舗情報、季節のおすすめ商品などを継続的に発信することは、集客力を高めるうえで重要な施策です。

写真やリール動画で館内の雰囲気やイベントの様子を伝えたい場合はInstagram、速報性の高い情報や当日の案内を行いたい場合はXを活用するなど、媒体ごとの特性を活かして運用することで、若年層からファミリー層まで幅広い層に対して効果的に集客できます。

SNSで効果的に集客するためには、単なる告知だけでなく、来店のきっかけになるような魅力を具体的に伝えるとともに、投稿の最後に開催日時や場所、館内導線を明記することが重要です。来店前の認知を高め、イベントへの集客や再来店につなげる施策としておすすめです。

公式Webサイトやアプリの活用

ショッピングモールの公式Webサイトや公式アプリは、幅広い客層に対して安定的に情報を届けるうえで欠かせません。イベント情報や、店舗一覧、アクセス、営業時間、キャンペーン内容などをわかりやすく伝え、顧客が来店前に必要な情報を迷わず取得できる設計にすることで、集客の土台をつくることができます。

公式Webサイトのイベントページでは、いつ・どこで・誰向けに・何を実施するのかをわかりやすくまとめ、SNSや広告とも連動させることが重要です。公式アプリの場合は「プッシュ通知」や「お気に入り登録機能」などを活用することで、イベント開催前にタイムリーに情報を配信することができます。

広告の活用

Web広告や折込チラシなどを活用した広告施策は、SNSや公式サイトだけではアプローチしづらい客層に向けて情報を届けるための手段になります。

Web広告を活用すれば、居住地や年齢層、利用駅などを絞って配信することが可能で、イベントやセールの告知を効率的に行えます。また、広告の閲覧数や広告を起点とした来店数がわかるため、効果測定や分析がしやすい点も魅力です。

一方で、紙の折込チラシは、来店を見込めるエリアに絞って広告を打つことで、その地域に住む人に対して広く認知を獲得できます。セールやイベントの前日・当日を配布日に設定することで、即効性のある集客効果が期待できるとともに、手元に保存して再度読み返してもらえる可能性が高い点も魅力です。

まとめ

ショッピングモールにおける集客施策は、イベント、セール・クーポン、認知といった複数の施策を組み合わせて設計することが重要です。

イベントによって来店のきっかけをつくり、セールやクーポンで購買・再来店を促進し、SNSや広告で継続的に認知を拡げていくことで、一過性ではない継続的な集客効果が期待できます。

今回紹介した施策を参考に、ショッピングモールの立地やターゲット、時期に応じて施策を使い分けることで、集客力を向上させていきましょう。

この記事を書いた人

あそぶ編集部

集客・回遊・PRの課題を遊びの力で解決するコンテンツを日々発信しています。