子ども向けイベントを企画するとき、「どのような内容にすればよいのだろう」「楽しいだけでなく学びにつながるイベントにしたい」と悩むことはありませんか。
子ども向けイベントは、子どもの好奇心や自分で考える力を育みます。対象年齢に合わせて企画を工夫することで集客力も向上し、継続的な開催やリピーター獲得にもつながるでしょう。
本記事では、子ども向けイベントの企画19選をジャンル別に紹介します。
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【社会・仕事】子ども向けイベントの企画事例2選

ここでは、社会の仕組みや仕事の役割を体験しながら学べる子ども向けイベントの企画事例を紹介します。
FIRE FIGHTER
FIRE FIGHTERは、株式会社IKUSAが提供する子ども向けイベント企画です。スクリーンに映し出された炎を、制限時間内に消火器を使って消す体験型アクティビティで、ゲーム感覚で消火体験を楽しめる内容となっています。
マツダ株式会社では、IKUSAの「防災ヒーロー入団試験」を子ども向け防災イベントとして開催し、このFIRE FIGHTERをコンテンツの1つとして実施しました。参加した子どもたちは消火器を使ってモニターの炎を消す体験を楽しみながら、防災について学びました。
イベントでは「もう1回やりたい」といった声が多く聞かれ、保護者からも「子どもにとって大変楽しいイベントだった」「ぜひまた開催してほしい」といった感想が寄せられています。
参考:【開催事例】「防災ヒーロー入団試験」マツダ株式会社様|IKUSA.JP
キッズおしごと体験イベント
「キッズおしごと体験イベント」は、小田急沿線の7つのショッピングセンターで開催された子ども向けのイベント企画です。小学生が店舗スタッフや駅員などの仕事を体験でき、社会の仕組みを身近に学べる内容となっています。
このイベントは、子どもたちが地域や仕事に興味を持つきっかけをつくることを目的として、株式会社小田急SCディベロップメントが企画しました。応募倍率が最大78倍になることもあり、毎年約250名が参加する人気企画です。
例えば「小田急本厚木駅」ではロマンスカーの発車合図や駅窓口の仕事を体験でき、「TOHOシネマズ海老名」では映画館の裏側の仕事を見学するプログラムが行われました。参加した子どもからは「仕事を体験してとても楽しい1日だった」「普段できない体験ができて思い出になった」といった声が寄せられています。
参考:小田急ショッピングセンターキッズおしごと体験イベント2025|小田急グループ
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【文化・歴史】子ども向けイベントの企画事例2選

ここでは、日本の文化や歴史に触れながら学べる子ども向けイベントの企画事例を紹介します。
戦国ワークショップ
「戦国ワークショップ」は、株式会社IKUSAが提供する子ども向けイベント企画です。戦国時代をテーマにさまざまなアクティビティを通じて、歴史に触れられる内容となっています。真っ白な刀を自由に色づけする「刀ワークショップ」や巻紙やビーズを使った「万華鏡づくり」、動く椅子に座って矢を射る「流鏑馬射的」などの体験が用意されています。
商業施設「モリシア津田沼」では、地域の夏祭りに合わせて戦国ワークショップを2日間開催しました。館内で500円以上の買い物をしたレシートで参加できる仕組みとしたことで、来館者が気軽に参加できるイベントとなりました。
当日は多くの子どもが流鏑馬射的や万華鏡づくりを体験し、各ワークショップは1日150名の定員がすべて埋まるほどの盛況となりました。担当者からは「子どもたちに人気のある今回のようなイベントは、これからも継続して行いたい」とのコメントも寄せられています。
参考:【開催事例】「戦国ワークショップ」モリシア津田沼様|IKUSA.JP
キッズ伝統芸能体験
「キッズ伝統芸能体験」は、能楽や日本舞踊などの伝統芸能を数回にわたる稽古を通じて学び、国立能楽堂などの本格的な舞台で発表するプログラムです。
10年間で3,000人以上が参加しているこの企画は、見学だけでなく「本物の技術を習得し披露する」という成功体験を子どもに提供できる点が特徴です。伝統文化の継承に貢献しながら、子どもの表現力や忍耐力を養うきっかけにもなります。
参考:キッズ伝統芸能体験
【科学・自然】子ども向けイベントの企画事例5選

ここでは、科学や生き物に関する子ども向けイベントの企画事例を紹介します。
科学館キッズパーク 光のファンタジア
「科学館キッズパーク 光のファンタジア」は、新潟県立自然科学館が冬季限定で開催した、光をテーマにした企画です。イルミネーションが続く星のトンネルや、暗闇の中で楽しむおえかき体験、光るマグネットを使った遊びなど、光の見え方や面白さを体感できる内容で構成されています。
参加者からは、屋内で天候を気にせず過ごせる点や遊びの延長線上で科学への興味を自然に引き出せる点が評価されています。
参考:「科学館キッズパーク」オープン! |『科学館日記』新潟県立自然科学館-スタッフコラム-
深海生物まつり
「深海生物まつり」は、八景島シーパラダイスで開催された深海の世界を「見る・触る・味わう」体験を通して学べる企画です。会場では、深海生物の展示だけでなく、標本や個体に触れる体験、深海生物に関する実食企画、深海の話を聞けるクルージングなども実施されました。
ただ展示を見るだけでなく、五感をフルに使って学べる点が特徴です。複数の切り口でテーマを深掘りすることで、生物への関心を高められます。
夏休み子ども化学実験ショー
「夏休み子ども化学実験ショー」は、子どもが実験や工作を通じて化学の面白さに触れられるイベントです。子どもたちが化学に興味を持つきっかけをつくりたいと、1993年から開催されています。
化学企業や団体が参加し、光で固まる素材を使った体験や偏光板を使った工作、実験とクイズを組み合わせたステージ、科学系のライブ企画などが行われています。実際に手を動かしながら学べる内容が多く、子どもの好奇心を引き出しやすい点が魅力です。
参考:『夏休み子ども化学実験ショー2025』8月2日(土)~3日(日)に開催!|一般社団法人日本化学工業協会
つくばちびっ子博士
「つくばちびっ子博士」は、つくば市とつくば市教育委員会が開催している科学体験イベントです。研究機関や企業などを見学しながら、最先端の科学技術を現場で学べます。
新薬づくりの学習や技術紹介など、学校の授業では触れられない専門的なプログラムが揃っています。行政と専門機関が連携することで、地域の強みを活かした強力な教育ブランドを構築し、多くの子どもたちに学びの場を提供している企画です。
プールフィッシング
「プールフィッシング」は、日進市総合運動公園が冬季の屋外プールを活用して実施している釣りイベントです。50mプールをルアー・フライ専用エリア、流水プールの一部をえさ釣りエリアとして使い分けるなどして工夫しています。
釣った魚をその場で焼いて食べる体験は、自然の恵みを実感させ、食育にもつながります。季節による施設稼働率の低下を解消しつつ、子どもたちに身近な場所で自然体験を提供する、効率的かつ魅力的な企画です。
参考:日進市総合運動公園プールフィッシングとは|日進市総合運動公園
【芸術・音楽】子ども向けイベントの企画事例5選

ここでは、芸術や音楽に関する子ども向けイベントの企画事例を紹介します。
ダンボールをつかった劇あそび
「ダンボールをつかった劇あそび」は、東京都の体験型複合施設「ギャラクシティ」が開催したワークショップです。人形劇俳優の平常氏による人形劇の鑑賞と、ダンボールで人形を作って実演する体験を組み合わせた内容で、子どもが表現の楽しさに触れられる企画になっています。
具体的には、ダンボールでちょうちょを作り、生きているように動かす方法を学ぶプログラムなどが行われました。鑑賞するだけでなく自分も表現者になることで、芸術への親しみやすさを生み出しています。
音の動きにのってあそぶ!Let’s! PLAY!SOUND with Audio-Technica
「音の動きにのってあそぶ!Let’s! PLAY! SOUND with Audio-Technica」は、複合文化施設「PLAY! PARK」が音響メーカー「オーディオテクニカ」とコラボ開催しているプログラムです。音や振動をテーマにした遊具やワークショップを通して、子どもが体を動かしながら音の仕組みや面白さを体感できる内容となっています。
会場では、人が乗れる約2mのレコード型ターンテーブルや小さな子どもが遊べるレコード型の遊具などが設置されたほか、写真やビーズなどを使い楽器の上で音を鳴らすワークショップも行われました。企業の専門技術を「遊び」として体験できる企画にすることで、子どもたちが身近な生活の中にある音の不思議に興味を持つきっかけになるでしょう。
参考:音の動きにのってあそぶ!Let’s! PLAY! SOUND with Audio-Technica|PLAY!
東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ
「東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ」は、デザインをテーマに、廃材や身近な素材を使ってアニメーション制作や小物づくりを行うワークショップです。
これまでに、鉛筆で描くアニメーション制作や木の端材やネジを使ったキーホルダーづくり、不要になったTシャツや端切れを使ったぬいぐるみ制作など、さまざまなワークショップが開催されてきました。
いずれもものを大切に使う意識を育てながら、限られた材料の中で工夫する楽しさを体験できる内容で、一流のデザイナーの考え方に触れながら、子どもたちの発想を広げるきっかけにもなっています。
参考:東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ2024|Tokyo Midtown Design Hub
キッズネイルチップ作成体験
「キッズネイルチップ作成体験」は、東京都足立区のネイルサロン「otonari」が提供しているオリジナルのネイルチップを製作できるワークショップです。
ネイリストのサポートを受けながら、自分の好きな色やパーツを選んで作品を完成させる過程は、ものづくりに集中する力や、自分でデザインする楽しさを感じられる体験になります。完成したチップはイベントや行事で使うこともできるため、作る楽しさと自分の作品を身につける嬉しさの両方を味わえる点が魅力です。
参考:nail.otonari
ペーパーワンダーランド
「ペーパーワンダーランド」は、紙という身近な素材を使ったアート作品の展示と制作体験を融合させたイベントです。
ミニチュアやからくり作品、アクセサリー、雑貨、フィギュアなど、紙の可能性を感じさせる多様な作品に触れることで、子どもたちの創作意欲を刺激します。展示を見るだけでなく、その場で自分の作品を作ったり購入したりできる構成にすることで、子どもが実際に手を動かして参加できるイベントになっています。
参考:ペーパーワンダーランド2026 in京都|株式会社 キンコー
【エンタメ・キャラクター】子ども向けイベントの企画事例2選

ここでは、エンタメやキャラクターに関する子ども向けイベント企画の事例を紹介します。
セボンスターコラボin那須
「セボンスターコラボin那須」は、那須ハイランドパークと那須高原りんどう湖ファミリー牧場という、エリアを代表する2つの施設で共同開催されたコラボ企画です。
アクセサリー玩具「セボンスター」のキラキラとした世界観をテーマに、スタンプラリーやフォトスポット、SNSフォトコンテストなど、多角的なコンテンツが展開されました。クイズを解きながら園内を巡るスタンプラリーを導入することで、来場者の滞在時間を自然に延ばし、園内全体の回遊性を高めている点が特徴です。親子2代にわたって愛されるロングセラー玩具を軸に据えることで、幅広い世代の集客を同時に実現しています。
参考:カバヤ食品「セボンスター」コラボイベント開催決定!|わんこはかぞく 那須ハイランドパーク
プレミアム・アウトレット×ドラゴンクエスト「JOIN THE QUEST!(ジョイン ザ クエスト)」
「JOIN THE QUEST!」は、全国10カ所のプレミアム・アウトレットで開催された、買い物に「冒険」という付加価値を加えたコラボイベントです。広い敷地を活かしてキャラクターオブジェを設置し、スマートフォンでモンスターを探すデジタルスタンプラリーを実施することで、買い物の合間に家族全員で楽しめる仕組みを構築しました。
子どもが飽きやすい長時間の買い物において、親子が一緒に動く目的を作り出し、施設内での滞在時間を最大化させる効果があります。期間限定のポップアップストアや限定コラボ商品の展開もあり、ゲームの世界に入り込んだような楽しさを味わえる企画です。
参考:プレミアム・アウトレット×「ドラゴンクエスト」『JOIN THE QUEST!』開催決定|ドラクエ・パラダイス ドラゴンクエストシリーズ公式サイト
【本】子ども向けイベントの企画事例3選

ここでは、本に関する子ども向けイベント企画の事例を紹介します。
パンどろぼうひろば
「パンどろぼうひろば」は、絵本「パンどろぼう」の世界に没入できるイベントです。会場内には物語のシーンを再現したフォトスポットやキャラクターと触れ合えるグリーティング、絵本に登場するパンを再現したフードや限定グッズの販売など、ファンの期待に応えるさまざまなコンテンツが用意されました。
90分の完全入れ替え制を採用していて、混雑によるストレスを最小限に抑え、子どもたちがゆったりと物語の世界を楽しめる環境を整えています。旬のコンテンツが持つ強力な集客力を活かしつつ、質の高い体験を提供することで、家族の心に残る思い出づくりと高い満足度を両立させています。
参考:パンどろぼうひろば
絵探し絵本となかまたち
「絵探し絵本となかまたち」は、国立児童書専門図書館「国際子ども図書館」が開催した、遊びと学びを融合させた企画です。「ウォーリーをさがせ!」などの著名な作品をはじめ、迷路や犯人探しといった、特定の対象を探索する「絵探し絵本」を幅広く紹介しています。
遊び感覚で本に親しみながら、子どもの観察力や集中力を自然に養える点が魅力です。文字を読むことに抵抗がある子どもでも、絵を探す楽しさを通じて本を手に取るきっかけを得られ、読書への心理的なハードルを下げる効果が期待できます。
参考:絵探し絵本となかまたち|国立国会図書館国際子ども図書館
こどもの本ブックフェア ほんのおまつり
「こどもの本ブックフェア ほんのおまつり」は、株式会社トーハンが書店と共同で開催する、子ども自身が主体となって本と向き合えるイベントです。会場には約2万点もの児童書や知育玩具が並び、子どもが自分の感性で「一生の宝物になる1冊」を選べる環境が整えられています。
展示販売だけでなく、作家によるおはなし会やサイン会、イラストカードを探すラリー、デジタルぬりえ大会といった体験型プログラムを併設することで、本に関連する多角的な楽しさを提供しています。単なる書籍販売の場を超え、読書の喜びを立体的に伝えることで、子どもたちが新しい知識や物語に出会うためのきっかけづくりの場にもなっています。
参考:「こどもの本ブックフェア ほんのおまつり2025」全国4会場で開催|株式会社HOHTAN
まとめ

本記事では、子ども向けイベントの企画19選を紹介しました。社会や仕事の仕組みを学ぶものから、文化、歴史、化学、芸術に触れて感性を育むもの、そしてキャラクターの世界観を楽しむものや本に関するものまで、その切り口はさまざまです。
子ども向けイベントを成功させるには、子どもが主役となって動ける楽しさの中に、保護者も納得できる学び「験価値をバランスよく配置することが大切です。本記事で紹介した事例をヒントに、施設の特性やターゲットに合わせたイベントをぜひ企画してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。記事で紹介した企画を具体化し、イベントを成功させるためのお役立ち資料や相談窓口をご用意しています。
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