街歩きイベントの事例19選!観光・集客・地域活性化に役立つ企画を紹介

更新日:2026/05/15

この記事でわかること
  • 観光・集客・地域活性化に役立つ街歩きイベントの事例を紹介します
この記事の監修者:元親

観光地や施設を、日本で一番ワクワクする遊び場に変えたい!そんな想いで、その土地だけの魅力を「遊び」で引き出します。

目次

街歩きイベントは、観光促進や地域活性化の取り組みとして有効です。夜景や歴史・文化に関するものなど、多様なジャンルがあります。参加者が街を歩きながらその土地ならではの体験ができるため、地域の魅力を知ってもらうきっかけになるでしょう。

しかし、「どのようなイベントを企画すればよいかわからない」「集客に成功した事例を知りたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

本記事では、歴史・文化や地域産業など、街歩きイベントの成功事例19選を紹介します。

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歴史・文化に関する街歩きイベントの事例6選

ここでは、歴史・文化に関する街歩きイベントの事例6選を紹介します。

1.周遊型謎解きゲーム

株式会社IKUSAが提供する「周遊型謎解きゲーム」は、参加者が謎解きをしながら街を探索し、歴史や文化を学べる体験型イベントです。謎解きを通じて複数のスポットへ訪問を促し、参加者の回遊促進と滞在時間の延長が期待できます。

兵庫県加東市では、「加東市謎解きラリー ~義経からの挑戦状~」を開催しました。加東市は「源平合戦」の初戦「一の谷の戦い」の前哨戦が繰り広げられた、義経にゆかりのある地です。

参加者は、義経に関する名所などに設置された謎解きスポットに立ち寄り、加東市の魅力を再発見しました。また、ヒント店に指定されていた飲食店ではランチを楽しむ参加者の姿もあり、地域経済の活性化にもつながりました。地域の特性をPRできる周遊型謎解きゲームは、観光資源を活かした有効な集客方法といえるでしょう。

参考:【開催事例】「謎解きラリー」加東市謎解きラリー ~義経からの挑戦状!~ | あそぶプロモーション

2.東海道品川宿 歴史&グルメ散歩

「東海道品川宿 歴史&グルメ散歩」は、しながわ観光協会が開催した街歩きツアーです。史跡散策と品川名物の試食を組み合わせ、品川宿の魅力を発信しました。

宝物殿を有する神社やコンペティションで最優秀賞を受賞した洋菓子店、創業明治28年の老舗せんべい屋など、地元を代表するスポットを巡るコースとなっています。品川の歴史と食の体験を掛け合わせることで、参加者が地域のさまざまな魅力を一度に体感できるイベントです。

参考:【イベント開催レポート】まち歩きツアー「東海道品川宿 歴史&グルメ散歩 おみやげ名店めぐり」|しながわ観光協会

3.鹿児島ぶらりまち歩き

「鹿児島ぶらりまち歩き」は、鹿児島市の観光案内所「鹿児島まち歩き観光ステーション」で行っているツアーです。全13コースあり、市内の史跡や名所などの多様なスポットを巡ります。

コースは個性豊かな内容が揃っており、桜島を望む城山や西郷隆盛終焉の地を訪れる歴史コース、イルカ水路やウォーターフロントパークを巡る自然・景観コース、国の有形文化財に指定された南日本銀行や天文館を訪れる繁華街コースなど、参加者の興味に合わせて選べる構成になっています。多様なコースを用意することで幅広いニーズに応え、満足度の高い観光体験を提供している事例です。

参考:モデルコース|かごしま市観光ナビ

4.街かど博物館まち歩きツアー

小田原市で開催されている「街かど博物館まち歩きツアー」は、市内の博物館や飲食店などを訪れるツアーです。小田原の文化や食を体験することで、街の魅力を再発見するきっかけになります。

過去には、城址公園内の茶屋で花見をしながらお団子を楽しむ春のツアーや、店舗や施設に飾られたお雛さまを巡る「おだわら雛の道中」の見学、街かど博物館登録店でのツアー限定オリジナル懐石料理など、季節感のあるプログラムが実施されてきました。文化施設と飲食店を組み合わせることで、地域の多彩な魅力を発信している施策です。

参考:まちはく通信第39号|小田原市(PDF)

5.ONSEN・ガストロノミーウォーキングin小豆島

「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin小豆島」は、ウォーキングをして名所を経由しながら、小豆島の食や風景を楽しむ企画です。

ONSEN・ガストロノミーウォーキングとは、世界各国で行われているその土地の食文化を楽しむツーリズムに、日本の温泉を組み合わせた体験のことを指します。全国の温泉地を起点としたコースを歩くのが特徴です。

経由スポットでは島鱧の鍋や棚田米のおにぎり、地酒と真牡蠣の酒蒸しなど、小豆島ならではの食やお酒が提供されました。ウォーキングに食と観光を掛け合わせることで、参加者が地域の魅力をより深く体感できる企画です。

参考:初開催 ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 小豆島を開催しました。|ガストロノミーツーリズム

6.着物で城下町の街歩き

「着物で城下町の街歩き」は、長崎県福江島の五島椿まつりで開催されたイベントです。普段は着る機会の少ない着物を着て、城下町を巡りました。

着物レンタル&着付けプラン、持参した着物をプロに着付けしてもらうプラン、自分で着付けができる方向けのプランと、3つのプランが用意されており、参加者のニーズに合わせて選べたのが特徴です。また、街歩きということでスニーカーなど歩きやすい履物でも参加できるよう配慮されていました。

当日は着物姿の参加者で賑わい、庭の散策や記念撮影など思い思いに楽しむ姿が見られました。着物という非日常体験を取り入れることで、SNSでの拡散も期待できる施策です。

参考:【五島椿まつり限定】映える「五島氏庭園」で、椿姫になりましょう。|一般社団法人 五島市観光協会

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夜景・ライトアップに関する街歩きイベントの事例5選

ここでは、夜景・ライトアップに関する街歩きイベントの事例5選を紹介します。

1.函館「元町街歩きツアー」

「元町街歩きツアー」は、函館山の麓「元町」のライトアップされた建造物を巡るツアーです。函館を知りつくしたガイドの案内のもと、夕暮れから夜へと移り変わる景色とともに、ハリストス正教会やカトリック元町教会などの歴史的建造物を見学します。

解散場所が函館山ロープウェイ山麓駅に設定されており、ツアー終了後にそのまま函館山へ上って夜景を楽しめるコース設計になっているのもポイントです。元町の歴史的建造物と夜景を一度に体感できる、函館の魅力を効率よく伝える街歩きイベントです。

参考:初めて函館を訪れる方へ|函館まちあるきガイド 土田 尚史

2.京都・東山花灯路

「東山花灯路」は、京都市東山区で2002年から2022年までの3月上旬に開催されていたイベントです。閑散期の誘客のために開始し、観光客数の繁閑差が縮小するなどの成果を上げました。

期間中は清水寺や高台寺などの寺社がライトアップで彩られ、多くの方が訪れました。また、京都いけばな協会によるいけばな作品の展示や、来場者が行灯を作成できるコーナーなどもあり、イベントを盛り上げました。夜間の観光需要を生み出すことで、閑散期の集客に成功した事例です。

参考:京都・東山花灯路-2022事業概要(PDF)|京都府

3.萩・竹灯路物語

「萩・竹灯路物語」は、山口県萩市で開催されている、特産品の竹と城下町を掛け合わせたイベントです。約2,000本の竹灯籠の明かりで、街が幻想的な雰囲気に包まれます。

プログラムは多岐にわたり、萩の特産品を使ったメニューや地酒が並ぶ竹灯路マーケット、国指定重要文化財「菊屋家住宅」で家紋入りの提灯を手に館内を巡るナイトツアーやライトアップされた庭園を眺めるカフェタイムなど、夜ならではの体験が揃っています。地域資源の竹を活用した独自性の高い観光コンテンツであり、回遊促進や地域ブランドの向上につながる施策です。

参考:萩・竹灯路物語|萩市観光協会公式サイト

4.秩父夜街 彩さんぽ

「秩父夜街 彩さんぽ」は、秩父の「氷柱」「芝桜」などを紋様柄にしたプロジェクションマッピングのイベントです。秩父神社周辺の全6エリアで開催され、昼間とは違う秩父の顔が見られます。

秩父神社や御花畑駅など多数のスポットが幻想的な光で彩られるほか、提灯のレンタルも実施されており、利用者には市内で使えるクーポンも配布されます。SNS上では「町並みとライトアップがぴったりで、とても感動した」といった声も寄せられており、デジタル演出による新たな観光体験の提供とSNS拡散を通じた認知向上が期待できるイベントです。

参考:秩父夜街 彩さんぽ|一般社団法人 秩父地域おもてなし観光公社

5.夜さんぽ 石川・那谷寺

「夜さんぽ 石川・那谷寺」は、石川県の那谷寺で開催している、期間限定のウォーキングイベントです。夜の時間を観光に活用することで、分散観光を促します。

奇岩遊仙境と呼ばれる独特な石の風景と、デジタルアートの融合が楽しめるのが特徴です。また、北陸最古といわれている旅館の宿泊付きVIP拝観チケットの販売や、伝統の石工が体験できるワークショップなども開催しています。

旅行予約サイトには、「灯りと景色がマッチしていて、とてもきれいで感激した」などの声が寄せられています。デジタルアートと文化財を融合した、新感覚の観光体験を提供する施策です。

参考:NAKED夜さんぽ石川・那谷寺

駅・鉄道に関する街歩きイベントの事例4選

ここでは、駅・鉄道に関する街歩きイベントの事例4選を紹介します。

1.東京メトロ「東京まちさんぽ」

「東京まちさんぽ」は、東京地下鉄株式会社「東京メトロ」が開催している、沿線エリアを散策する街歩きイベントです。東京の新旧の魅力を伝えることを目的に、歴史ある神社や公園から再開発エリアまで、多彩なコースが用意されています。

コースは千鳥ヶ淵や神田神社など歴史スポットを巡るものから、渋谷の新名所をめぐるもの、豊洲市場や有明など変わりゆく街並みを感じるものまで幅広く、参加者が自分の興味に合わせて選べるのが特徴です。複数エリアへ参加者を誘導することで地域全体の集客力向上につながり、普段使いの路線沿いに新たな魅力を発見できる企画といえます。

参考:東京メトロウォーキングイベント東京まちさんぽ×灘五郷「東京まちさんぽ2025」 半蔵門〜三越前コース編を開催します!|東京メトロ

2.駅からハイキング

「駅からハイキング」は、JR東日本が主催するウォーキングイベントです。駅を起点に、その土地ならではの魅力に出会えるコースを多数用意しています。

下町や花菖蒲の名所を訪ねる小岩駅コースや、高田馬場界隈の公園と漫画界巨匠の足跡を訪ねる高田馬場駅コースなど、その土地ならではの文化を深く体感できるのが特徴です。駅を起点とすることで参加しやすく、多様なコースで幅広い層の集客が期待できます。

参考:JR東日本イベント「駅からハイキング」で街の魅力を知ろう!JR社員が実際に行ってみた!|JREメディア

3.ひろしまオーバルフェス

「ひろしまオーバルフェス」は、広島駅ビルの開業1周年を記念した街歩きイベントです。駅前の再開発で高まった回遊性を体感してもらうために開催されました。

参加者は、神社・橋・カフェなどの約80の対象スポットを回ってポイントを獲得し、賞品の抽選に参加しました。枡を購入すると参加できる日本酒めぐりコースも同時開催されています。

また、広島駅会場では、鉄道模型フェアやWESTERアプリを使ったデジタルスタンプラリーなど、子どもから大人まで楽しめる多彩なコンテンツも展開されました。駅前の回遊性を活かし、多彩な周遊型コンテンツで街歩きを創出した施策です。

参考:“えき”と“まち”連携イベント「ひろしまオーバルフェス 2026」の実施について|JR西日本

4.TX沿線トリップウォーク

「TX沿線トリップウォーク」は、つくばエクスプレス沿線で開催されたイベントです。ウォーキングを楽しみながら、沿線の魅力を感じてもらうことを目的としています。

コースはエリアごとにテーマが設けられており、国際学術研究都市・次世代環境都市の街並みや自然を体感できる柏の葉キャンパスエリア、大河ドラマゆかりのスポットを巡る浅草エリア、白みりんミュージアムと流山の街並みを楽しむ南流山エリアなど、沿線の多彩な魅力を体感できる内容となっています。参加者にはオリジナル缶バッジや施設の割引券などの特典も用意されており、参加意欲を高める工夫が施されています。テーマ性のあるコース設計と特典を組み合わせることで、沿線全体への周遊を促しているイベントです。

参考:モデルコース第5回 柏の葉キャンパスエリア|TXつくばエクスプレス

商店街・地域産業に関する街歩きイベントの事例4選

ここでは、商店街・地域産業に関する街歩きイベントの事例4選を紹介します。

1. 夜のパビリオン

「夜のパビリオン」は、2025年大阪・関西万博開催時に繁華街で働く方々をアプリで紹介し、観光客との交流を生み出したイベントです。観光客に夜の大阪を楽しんでもらうために企画されました。

街の拠点となるEXPO酒場本店の出店や、名物店主などに会える「大阪よるもん図鑑」の作成に取り組み、飲食店や商業施設を回遊できる仕組みを整えました。万博という大規模イベントを活用しながら、観光客と地元の人々をつなぐことで、周辺エリアの滞在時間と経済効果を高めた事例です。

参考:万博会期中、街を盛り上げた「夜の顔」たち。「OSAKA YORUMON」 でディープなミナミの夜遊び体験|MACHIGOTOEXPO

2. 鎌倉由比ガ浜中央商店街ツアー

「鎌倉由比ガ浜中央商店街ツアー」は、商店街活性化支援を行う商連かながわが開催した街歩きツアーです。個性豊かな店舗の魅力を体感してもらうために開催されました。

和田塚周辺の路地裏探検や、鎌倉市で50年続く自然食品店での出汁の試飲、蒲鉾店での人気商品の試食など、商店街ならではの体験が盛り込まれた内容となっています。有名観光スポットだけでなく地元に根ざした店舗を巡ることで、商店街の日常的な魅力を来訪者に伝え、地域全体の活性化につなげている取り組みです。

参考:商店街観光ツアー|商店街に行こう!inかながわ

3. サンロード謎解き商店街

「サンロード謎解き商店街」は、東京都の吉祥寺サンロード商店街で開催された周遊型謎解きゲームです。商店街内の謎解きスポットを回りながら謎を解く形式で、自然な回遊促進につながる設計となっています。

コースは難易度別に3種類用意されており、謎解き初心者や家族連れ向けの入門コース、ゲームブック形式でやや難しめの中級コース、商店街の歴史も学べる最高難易度コースと、参加者の興味やスキルに合わせて選べるのが特徴です。幅広い層が楽しめる仕組みをつくることで、商店街への集客と賑わいを生み出した事例です。

参考:サンロード謎解き商店街

4. まち歩きスイーツ日帰り温泉

「まち歩きスイーツ日帰り温泉」は、福島県会津若松市で開催されたイベントです。対象店舗でスイーツを食べるとスタンプがもらえ、2個集めると協賛温泉施設で日帰り温泉が500円になる仕組みで、スイーツ巡りと温泉をセットで楽しめる内容となっています。

参加者は対象13店舗でスイーツを楽しみながら城下町を散策するほか、和菓子店での1,000円以上の購入や協賛温泉施設への宿泊でもスタンプを獲得できました。参加者からは「日帰り入浴が通常1,500円のところワンコインで楽しめ、とてもお得な企画だった」との声も寄せられています。魅力的な特典で複数店舗の利用を促し、地域内消費の拡大につなげた施策です。

参考:まち歩きスイーツ日帰り温泉|会津若松観光ナビ

まとめ

街歩きイベントは、参加者の回遊促進や滞在時間の延長が期待できる施策です。歴史・食・夜景などの多様な要素を組み合わせることで、満足度向上や地域内消費の拡大にもつながります。紹介した事例を参考に、地域の特性や目的に合った街歩きイベントをぜひ企画してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。記事で紹介した手法を地域の課題解決に活かすための、実践的なプロモーション資料や相談窓口をご用意しています。

この記事を書いた人

あそぶ編集部

集客・回遊・PRの課題を遊びの力で解決するコンテンツを日々発信しています。